資産形成

7年間続けた個人年金保険を解約した日 途中解約で投資信託したら元が取れるか

こんにちは!

金融的な視点で節約・節税を日々考えているぷとってぃです(´ε` )

前回のブログでは個人年金保険を辞めた理由を紹介させていただきました。

既に解約済で、その時に積み立てた金額が戻されたわけですが、積立額のうち、12万円は戻ってきませんでした(´ε` )

「12万円も失うなら続けた方が良かったのでは?」と考える方もいらっしゃると思いますので、取り戻した積立額を投資信託で運用したときと比較して将来的にどちらがお得か計算してみました。

残り26年間個人年金保険と続けた場合の利益
返戻金で26年間投資信託を行った場合の利益

残り26年間個人年金保険と続けた場合の利益

具体的な比較をするために、実際に近い金額でシミュレーションしたいと思います(^^)

■積立開始年齢  :26歳
■解約した時の年齢:33歳
■月々の積立額  :1.9万円
■解約時の積立額 :160万円
■解約時の返戻金 :148万円

ちなみ60歳まで個人年金保険を続けていた場合、積立額は775万円、給付額は1000万円でした(´ε` )
10年間かけて年間100万円を給付されるため、満額もらうタイミングは70歳ですね(^^)
これに加えて、個人年金保険の所得税、住民税の控除を年10,800円受けることができるので、10800円×34年間≒37万円を足すと、利益は262万円になりますね。

上記の金額と、34歳から①解約時の返戻金を一括で投資信託へ②月々1.9万円を投資信託積立で行った場合で比較したいと思います。

返戻金で26年間投資信託を行った場合の利益

投資信託は確実に利益が出るわけではなく、寧ろマイナスになる可能性ももちろんありますが、楽天証券やSBI証券でも取り扱っていることで有名な「全世界インデックス株」や「全米インデックス株」は過去数十年間上がり続けている銘柄です。過去の恐慌やバブル崩壊、コロナショックによって一時的に暴落しても安定して成長を続けています。特にインデックス株については、世界的にも人口増加し続けていますし、インドや南米の台頭が今後予想されるので、個人的には資本主義が崩壊しない限り成長を続けると思っています(^^)

ちなみに、金融庁のホームページにある資産運用シミュレーションでは月々の積立額と年利回りを自由に設定し、○年後の資産を簡単に計算できます(^^)
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html

年利回りはどうなるか誰にもわからないので、とりあえず投資信託の運用管理費込で年利1%、3%。5%で計算した場合どうなるか見てみたいと思います。

まずは、①解約時の返戻金を一括で投資信託で運用した場合ですが、返戻金148万円を各年利で26年間運用した場合の利益は以下のとおりです。

1%:148万円→191万円(+43万円)
3%:148万円→320万円(+172万円)
5%:148万円→526万円(+378万円)

こうなります(^^)

次に、先程紹介した金融庁HPのシミュレーションを使って月々1.9万円の積立をした場合の運用益をまた1,3,5%別に計算します。

1%:592万円→677万円(+85万円)
3%:592万円→896万円(+304万円)
5%:592万円→1212万円(+620万円)

こうなります。

①と②と合計し、資産運用売却時の金融課税約20%を加味すると、利益額は以下のようになります。

1%:43万円+85万円ー{(43万円+85万円)×20%}=102万円
3%:172万円+304万円ー{(172万円+304万円)×20%}=380万円
5%:378万円+620万円ー{(378万円+620万円)×20%}=798万円

こうなります。

結論からいうと年利3%くらいで運用できれば個人年金保険よりも大きな資産形成ができることがわかりました(^^)
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年利3%を目安としましたが、全世界、全米インデックス株であれば、長期運用で年利5〜10%になっている実績もあります。
また、個人年金保険と違って急に現金が必要な時(子どもの進学など)に一部引き出しができるので汎用性が高いことから、個人年金保険を解約するに至ったわけですね。

さらに、今回は運用益に税金を掛けましたが、iDecoやNisaを使うことで節税することも可能なので、今後オススメの金融機関含めて紹介したいと思います。
今個人年金保険に入っている方々、続ける必要があるかどうか是非検討してみてください(´ε` )