資産形成

7年間続けた個人年金保険を解約した日 10万円以上損しても辞めた理由②

こんにちは!

金融的な視点で節約・節税を日々考えているぷとってぃです(´ε` )

前回のブログでは個人年金保険についてと、生保レディに聞いた加入をおすすめする理由を3つ紹介させていただきました(´ε` )

今回はタイトル通り、中途解約によって10万円以上損することはわかっていましたが、それでも辞めた理由を紹介したいと思います(^^)
そもそも個人年金保険はある程度の年数を積み立てていないと、途中で解約した場合に全額戻ってくることはありません。
大体積立額の90%〜98%の返戻金になります。

理由は直接聞いたわけではありませんが、おそらく節税対策のために1年だけ加入して所得税・住民税控除を受けてすぐ辞める、そして他の保険会社のサービスをハシゴする…などの目論見を防ぐためだと思っています。契約には人件費やらクレカ払いの手数料もかかってきますので、保険会社として旨味が無いですもんね(´ε` )

話が逸れましたが、自分が個人年金保険を解約した理由が以下のとおりです!

個人年金保険を解約した理由

①当年積み立てた金額は、翌年以降資産を増やしてくれない
②年金の性質上、インフレに対応できない

①当年積み立てた金額は、翌年以降資産を増やしてくれない

個人年金保険は掛け金応じて所得税、住民税の控除を受けることができます。
年間80,000円の積み立てをすれば、所得税で40,000円分、住民税で28,000円分の控除を受けることができるので、私の収入的は年間10,800円の節税になります。
80,000円の積み立てで10800円の節税ということは、利回りでいうと10,800円÷80,000円=13.5%と高い利率となります。

投資信託で資産運用した場合でも年利回り5%あれば優秀なので、13.5%はとても高い数字になります。
これが生保レディが新入社員に個人年金保険を勧める決めセリフの一つです(^^)

そして、まさしくここに大きな落とし穴があります。

1年目は確かに利回り13.5%になりますが、2年目は半分に下がります。
なぜかというと、1年目の掛けた80,000円は2年目以降働いてくれないからです。
2年目に掛けた80,000円は確かに節税効果でまた10,800円を生み出しますが、1年目の80,000円はすでに前の年に節税の役割を果たしたので、60歳まで下ろせない銀行に預けたことと一緒になります。

つまり、2年目の利回りは、10,800円÷(80,000×2年=160,000円)=6.75%です。これでもまだいいほうですが、個人年金保険は20年、30年と長い間積み立てることになるので、どんどん利回りは下がっていきます(^^;)

20年後には利回り0.68%、30年後には0.45%まで下がり、もはや定期預金と同レベルになります。
積み立て初期の高利回り期間を考慮し、返戻率を130%とした場合、20年間の積み立てによる平均利回りは3.7%、30年の場合は平均利回り2.5%です。

自分の場合は34年間の積み立てなので、平均利回り2.2%でした。
ちなみに、上記の計算ですが、今の保険で30年以上積み立てても返戻率130%を超えるものはないです。
せいぜい返戻率115%程度になりますので、30年の積み立ての平均利回りは1.8%くらいじゃないですかね(^^)

今の投資信託なら金融商品を選べば利回り5%は可能だとかんがえてますので、旨味を感じなくなりました(´ε` )

②年金の性質上、インフレに対応できない

この理由はシンプルなんですが、60歳以降でないと返戻が無い年金はインフレへの対応はできません。
例えば今の日本円の価値が20年後半分以下になっている可能性があります。
世界的には今インフレの動きがあることと、日本円の価値も安泰ではないので、外貨や金などのコモディティ商品へのリスクヘッジを考える必要があります。
将来の貨幣価値がどのようになるか誰もわかりませんが、少なくとも、公的年金で強制的に日本円の積み立てをしているので、わざわざ更に年金積み立てをする必要がないと判断しました(^^)

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以上です。次回は10万円損して解約した場合でも元を取ることができるのかシミュレーションしたいと思います(^^)