資産形成

iDeco 信託報酬(運営管理費用)は安い方が良い! シミュレーションで紹介

こんにちは!

金融的な視点で節約・節税を日々考えているぷとってぃです(´ε` )

今回はiDecoで投資信託を選ぶにあたって、信託報酬が安い方が良い理由を簡単なシミュレーションで紹介したいと思います(^^)

信託報酬は、投資信託によって料率が異なりますが大きく分けると「インデックスファンド」と「アクティブファンド」に分類されます。

インデックスファンドは日経平均株価やダウ、S&P500といった経済指数に連動するように設計された投資信託で、アクティブファンドは経済指数の連動にとらわれず独自に金融商品の投資先を選定し、インデックスファンドを上回る実績を目指す投資信託よりも多くもしくは指数に捉われずにリターンの獲得を目指す投資信託がアクティブファンドです。

また、インデックスファンドは経済指標の連動に合わせるシンプルな戦略を取っているため信託報酬が低く、アクティブファンドはプロの投資家が厳選した金融商品を投資先に選んでいるため、人件費や技術料等のマンパワーが乗っかっている分、信託報酬が高めです。

例えば、楽天証券の代表的なインデックスファンド「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の信託報酬は年0.162%(2022年7月時点)です。
一方で、同じく楽天証券の取り扱いアクティブファンド「ラッセル・インベストメント外国株式ファンド」の信託報酬は年1.463%(2022年7月時点)、「iTrust世界株式」
は年0.979%と、インデックスファンドと比べて信託報酬は約10倍違います(´ε` )

一見、信託報酬が0.1%と1%で比較しているので、消費税に比べればかわいいと思われるかもしれませんが、長期的な投資の性質を持つiDecoで運用する場合、将来の信託報酬に大きな差が出てくるので注意です。

下表は、先程挙げた3つの投資信託を運用した場合、かつ仮に運用益が変わらず100%で推移した場合の信託報酬をシミュレーションしました。

20年間運用したときの信託報酬の合計額を見ると、インデックスファンドは10万円に対して、2つのアクティブファンドは50〜85万円と大きな開きが出ます。
アクティブファンドを投資先として選ぶ場合はこのような信託報酬のハンデを上回る実績を出すところを選ぶ必要があるわけですね(´ε` )

ちなみに簡単に各投資信託の運用実績を紹介すると、3年前の基準価額と比べて
楽天インデックス:+63.61%
ラッセル    :+56.87%
iTrust世界株式 :+43.09%
※2022年7月初旬時点

と、インデックスファンドの方が運用実績が良いんですよね(^^)

実はインデックスファンドの実績を超えるアクティブファンドはかなり少なく、そのアクティブファンドも実績が安定して上回っている訳ではないため、よほどの投資信託マニアでない限り一つの一つの投資信託の投資先を調べずにとりあえずインデックスファンドを選ぶ方が安全です。

「信託報酬でも運用実績でもインデックスファンドのほうが良い。」これだけ覚えておけば、iDecoの投資信託に迷うことは無いかと思います(^^)